平成に甦る佛心
<森脇聖淳作品集>
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04−01
孔雀明王
(Kujyaku Myouou)
平成8年作
絹本着色
《作品サイズ》 45cm×82cm
《額装サイズ》 52cm×100cm

明王は不動明王や愛染明王のように怒りに満ちた表情を示す 怒相に表わす像をいうのであるが、その中で孔雀明王は 怒相を示さず温雅な相に表わされる像である。孔雀は毒草や害虫を食べてその毒を消すように、人々の欲や怒りなどの諸毒を消し、業障を除くことを本哲とする明王をいうのである。 明王の形相は身が白色で宝冠や装身具は美しく、色彩豊かな孔雀の上に座する四 の像である。四 のそれぞれに規定の持物があり誠に複雑で美しい形相ほしている。 この明王の信仰は天変地異を始め、病魔出産を祈願しさらに祈雨にも効験があると信じられている。