平成に甦る佛心
<森脇聖淳作品集>
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03−01
十一面観音菩薩
(Jyuichimen Kannon Bosatu)
平成8年作
絹本着色
《作品サイズ》 35cm×80cm
《額装サイズ》 50cm×90cm
(原本)東京田野原家

十一面観音は変化観音のひとつで、わが国では最も古くから信仰された十一面観音の信仰は十一面観音神呪を受持読誦することにより現世のみならず臨終じや死後においても功徳があるとされ、一般に広く及んだ。 十一面観音の形像には四 像と二 像とがあり、前者は正純密教が伝来した平安時代以降につくられるようになったものであり、これに対し後者はそれ以前の雑部密教に属するものであるが、それは平安時代以後も引き続き制作され本図はその系統を引く画像の作例である。

 【所蔵先】 和歌山市 上迫様